空が大きすぎて自分に気付かなかった
孤独な色はこんなにも枯れているのに
どこにいても感じられずに
ただ途方に暮れた果実
どの色に染まることなく
落ちていく砂時計
感じられる何かは
時として
私を傷つけるの
悲しみが降り積もる砂漠に
幾度となく現われる蝙蝠
絶えない水は
枯れることを知らないの
どんなことをしたところで
満たされない器
どうして色さえもついてないの
揺らめかない陽炎に手を伸ばし
救いを求める動物たち
愚かだとしても何ともならない
どうか気づいて
灯が終わるころには
たくさんのものが影を落とす
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