すき、きらい、
すき、きらい、
すき　すき　すき　すき　すき！

或る朝、占いは絶好で窓の外とか随分良い天気
じゃあ今日を詰め込んで音に変えてみようか

或る昼、『進捗はどうですか？』　焦るな友よ、Work In Progress
『最高のムービーは一日にしてならず』

或る夜、気まぐれネットサーフィン中「久しぶりの新曲だ！大ニュース！」
夢中で一枚描き上がっていたんだ

或る夕暮れ時の交差点　制服のままイヤホン差した時、
突然足を止めて立ちすくんだ

人とは違う感性も、
認められなかった個性ですら、
君の綺麗な言波に成っていたから、
それを形にしたくなったんだ
　
僕ら似た者　動詞が混ざり合って　手を繋いで
そして、
霰降り 遠つ海を越えた先の君の声を。読み解くから！


すき、きらい、
すき、きらい、
すき　すき　すき　すき　すき！



理解されなかった時も
握りしめ続けたその炎が、
君の綺麗な音波に成っていたこと、やっと気づいたよ

やりたいことをやろうよ！
たのしいとおもったこと、おしえて！
だれもまだみたことのないけしきを、ぼくといっしょにみにいこう！

君のその「好き」を、分かりたいからだ！支えたいからだ！守りたいからだ！
同志だからだ！
その先へ鳴る方角の向こうへ　君の望む明日の色を目掛けて

すき、きらい、
すき、きらい、
すき　すき　すき　すき　すき！


僕ら似た者　動詞が混ざり合って　手を繋いで
そして、
雛菊の咲く丘の上で待つみんなの声を。読み解くから！

読み解くから！

読み解くから！


或る春、君に会うために、旅の支度を今から始めた
楽しいを持ち帰る　今は空のトランク

或る夏、目の前にやって来て、「はじめまして」の声が呼び止めた
やっと、やっと、君の『朝』が聞けた