ておくれ
「幸せって何ですか?」 無邪気な顔した君が言う
幸せって何ですか? そんなの僕は知らない
鈍色の指輪 君への束縛の証明
透き通った肌に 深く爪を立てる
許されるはずがない叶わない恋と知ってもなお燃え上がる
黒い布 目に当てて 解けないように縛ったら
ほら現実も-何も-見えない
理解されない されなくていい
むしろ構わずほっといておくれ
壊れた僕と 壊した君の
倒錯的な世界
いつまでもずっと
幸せってなんですか?
在り来たりな答えは要らない
君と僕の二人 他に何も要らない
抱き合った記憶 壊れたガラクタのように散る
疲れきった体 泥のように眠る
夢の中 手を伸ばす 届かないものと知ってもまた繰り返す
おぼろげな幻想に 満たされることを望んでも
欲情-渇き-が止まらない
舌を絡めて 口付けあって
喉の奥まで潤しておくれ
目を閉じたなら いっそこのまま
永遠に眠ろうか 二人で一緒に
理解されない されたくもない
むしろ構わずほっといておくれ
意味もわからず 愛し合ったこと
後悔なんかしないよ
普通になれない なりたくもない
最早今更とっくに手遅れ
失うことが 当然の帰結-幸せ-ならば
誰にも邪魔されない 楽園-世界-へ行こうか?
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