空色クロスロード

歩くのが怖くて立ち止まって
お別れしたのはいつ頃だっけ

もう気にしてないと嘯いてた
本物の言葉が見たくなくて

隠れた自分の声が
深い場所で眠ってた
答えも出せないまま

今すぐ

走り出した　この不透明が
交差するこの世界で
見たことのない何処かへと向おう

不可思議なこの現象を
重ね合い　解き明かしてゆく
知らなかった感情の名前を

今まで誰も解いたことのない
不可解なこの方程式を

何もできずにただ眺めてた
大切なことは空白のまま

不完全なこの現実を
普遍的に俯瞰して
前すら見えないまま

何度も

卑怯者で良いと呟いて
張りぼての世界の中
好かれたい訳じゃないと逃げ込む

僅かな記憶で紡いだ
傷ついた理想論と欺瞞
絡みあった結び目を解いて

自分のこと伝えなくちゃ
この想いが途切れる前に
ねえ、伝えるから

今から

走り出した　この不透明が
交差するこの世界で
見たことのない何処かへと向おう

不可思議なこの現象を
重ね合い　解き明かしてゆく
知らなかった感情の名前を叫んだ

「好きだよ」