晴れて澄んだ広い空に
反比例の僕のココロ
明るい未来なんて
来やしない ありやしない
高気圧が覆い尽くし
雲などない昼の終わり
見えぬ圧が僕には
気怠い 息苦しい
楽しげに道を行く人らを
何も感じないココロで
見つめる 流し見るだけ
割れた画面見つめ溜息
直す気力は何処へ行くか
足りないものは何か
気づかず 気にも留めず
昼の締めの夕暮れ雲は
緋く染まる曼珠沙華のよう
一足早いだろか
嘘だろ まだこれから
綺羅綺羅煌る 星を纏うかのような
人生なんて夢じゃない無の存在
這いつくばって 足掻き進み戻って
理想を忘れ抱いて虚無を掴む
惹かれるまま歩いて行く
川辺を目指し歩いて行く
泥のようなこの感情は
流す事はできるだろうか
煌めく水が眩しすぎて
目に刺さるように眩しすぎて
糸のようなこの精神が
焼かれる前に去り行く
何処か懐かしい空気に
何かを感じ記憶漁る
手ごたえなどないから
このまま また帰ろう
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