冬の気配がして 今年も終わる頃
街はクリスマスの 色に染まってゆく
白い袋担ぎ サンタが現れて
子供たちはいつも 願うプレゼントを

「今年はあのおもちゃが欲しい」
「今度はこの人形が良い」
そんな願いを受けたサンタは
プレゼント乗せたそりで向かう
子供たちの待つ場所まで

トナカイ 駆ける世界の果てまで
限界 超える速さで運んでゆく
短い 限られた時の中で
誰かに 笑顔を贈り届けるため

遥か海を越えた 孤独な小島にも
砂漠の海越えた 水も無い土地にも
銃声の鳴り響く 戦場の中でさえ
願い胸に秘めた 子供たちが暮らす

「今年も何ももらえないよ」
「期待は裏切られるだけさ」
希望忘れた子供たちにも
届けてあげたいものがあるから
サンタはそりを走らせる

トナカイ 駆ける世界の果てまで
限界 超える速さで運んでゆく
短い 限られた時の中で
誰かに 笑顔を贈り届けるため

ただ迫り来る　スケジュールは
秒刻みだけれど
遅配や誤配は
決して許されないから

トナカイ 駆ける世界の果てまで
限界 超える速さで運んでゆく
短い 限られた時の中で
誰かに 笑顔を贈り届けるため