午前二時 草木も眠る丑三つ時
跳梁跋扈する魑魅魍魎
混沌を呈した世相を斬り祓って
少女は闇を行く
人知を超えて
力を欲した輩から
絶滅寸前の妖怪変化を守るのだ
鬼さんこっちら手の鳴る方へ
筆を持つ右手 左手に画板
結べ呪印 放て退魔の矢
人の心に巣食いし暗闇に
僕らは向かい合えるかな?
錆付いた幻想は捨てて
己の信念を貫いてけ
誰そ彼 昼夜混在の逢う魔が時
相伝されし九十九神調伏し
対峙するは鬼か悪魔か
少女は闇を斬る
古からの伝承の中に答えが隠されていて
僕らはそれを見落とし
恩恵を 我がもの顔で享受している
朱色に染まる朧げな月
破壊の宴が始まる
唐傘で宙を舞い 敵を撃て
飛び交う炎を振り払え
真空の刃をかわせ
己の信じた道を行け
深淵からの聲を聴け
筆を持つ右手 左手に画板
結べ呪印 放て退魔の矢
人の心に巣食いし暗闇に
僕らは向かい合えるかな?
朱色に染まる空は夕間暮れ
玉石混淆の現世(うつしよ)だ
俊足の草鞋で 今を駆けろ
迫る脅威を振り払え
幾万の刃をくぐれ
己の行く道を切り開け
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