夜はかくして　夢か光を求めて惑うばかりなの
夢は千切れて　光は逃げて　こころだけsolitude


愛も恋も願う季節も　甘い花も朽ち消え
羽の折れて　逆さづりの様

その故も傷も　静か憂いも　誰も彼も知らずに
一つ育つ リンゴが罪の実

彷徨う手を引いて　戸惑う目を魅せて
幻のような昔　繋がれた今には
何一つ

走り抜ける裸足　抜け駆けはなし
真紅の毒が回りだす
黒よりも深く濡れたこころは
私だけの色

闇夜に舞い踊る　雫よやがて
翼に化けて連れ出して
一人ではないこと　朝があること
教えてくれたら


あの言葉で奪われたのは　在ったものだけじゃなく
いま在るはずの 無為な幸せ

甘い花の実も　罰の名前も　現在の罪も知らずに
ノスタルジア　戻ることはない

白い腕をとって　優しい空を見せて
望みすぎる未来さえ　神様が居ずとも
知るのだろう

楽園は最果て
夜ばかり当てのない想いを　積もらせて
孤独が罰でも　夢が罪でも
私は知らない

淋しさのふるさと　闇夜の向こう
あなた（だれか）が眠る 朝焼けを
痛いほどに強く無闇に辛く
探す私（ひと）がいる


楽園は最果て
夜ばかり当てのない想いを　積もらせて
孤独が罰でも　夢が罪でも
私は知らない

闇夜に舞い踊る　言えない願い
赤い果実を一口に
誘い腐って　少し笑って
夢に焦がれてる