女「男君っ!!」
男「……何だその荷物は」
女「さあ、なんでしょう?」
男「知るか」
女「もう……新年なのにテンション低いね」
男「お前が高いんだよ」
女「お正月と言ったらこれでしょ!!」
男「……すごろく?」
女「そう!! 女特製のすごろくだよ!!」
男「それを聞いてやる気が失せた」
女「昨日徹夜して作ったのになぁ……」
男「おい」
女「一緒に楽しもうと思ったのになぁ……」
男「……分かったよ」
女「流石男君!! じゃあ男君からでいいよ!!」
男「はいはい……。ん、5だ」
女「止まったマスは……!! 命令マス!!」
男「嫌な予感しかしないマスだな」
女「このマスに止まったら相手の命令に従うんだよ//」
男「このすごろく子供向けじゃないな」
女「じゃあ……ちゅーして//」
男「……分かったよ」
女「……あ、ほっぺじゃないよ!!」
男「指定しなかったお前が悪い」
女「ちっ」
男「ほら、次お前だろ。さっさと振れ」
女「私は4だね、んと、懺悔マス」
男「懺悔マス?」
女「このマスに止まったら最近した悪いことを懺悔するの」
男「ほう」
女「じゃあ……あれにしよう」
男「いくつもあるのか」
女「男君の本にカレーこぼしたの私です」
男「あれお前だったのか」
女「てへ//」
男「買い直しな」
女「ええっ!?」
男「じゃあ次俺な。……2か」
女「暴露マスだ!!」
男「何だそれ」
女「このくじのなかから紙を一枚引いて」
男「……1番最近来たメール」
女「私にじゃあそのメール見せて」
男「……先輩のか」
女「私じゃないの!?」
男「ついさっき来たんだよ」
女「貸しなさいっ。むむっ……何て可愛いあけおめーる」
男「ついさっき海外から帰ってきたみたいだな」
女「しかも男君にしか送ってない!!」
男「ほう、それは知らなかった」
女「私の男君に!!」
男「ほら、続けるぞ」
女「ぶー。あ、3だ」
男「今度はお前が命令マスか」
女「あまり昼から過激なのはダメだよ//」
男「みかんとってこい」
女「えーそれだけでいいの?」
男「何だよその不満顔」
女「脱げ、とかでもいいのに//」
男「お前は脱ぎたいのか。いいからみかん取って来い」
女「うう……私みかんに負けた」
男「じゃあサイコロ振っとくからな。6か」
女「はい、みかんとってきたよ」
男「サンキュ。で、女。この思い出マスって何だ?」
女「それはねぇ、今までで一番の私との思い出を語るマス//」
男「1番ねぇ……」
女「さぁ、なになに?」
男「やっぱりお前と会えたことになるのかね」
女「ありきたり// でも嬉しい//」
男「ほら次お前」
女「ふふん言い忘れたけど、負けた方は罰ゲームだよん」
男「な……お前それを先に言えよ」
女「私は……やった命令マス//」
男「何故喜ぶ」
女「何でも……いいよ?」
男「その狙った上目遣いはやめろ」
女「ほら、早く命令」
男「そうだな……」
*
男母「思ったより混んでて遅くなっちゃったわ」
女母「2人ともお腹空かせてないかしら」
男母「どうかしらね。ん? 何かやってるわね」
女母「え?」
男「また暴露マス……」
女「今度はキーボード!! 男君新年から浮かれ過ぎ!!」
男「だから来ただけって言ってるだろ」
女「ふーんだ!!」
男「ほら、お前の番だぞ」
女「命令マス……」
男「げっ」
女「……私のこと1番好きって言って?」
男「……分かったよ。女……」
女「……えへへ//」
男母「今年も仲いいみたいね」
女母「それは何よりだわ」
男母&女母「今年もよろしくお願いします」
fin
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