心臓病で生まれた時、自分の世界は真っ暗だった。
何も見えなくて、何も聞こえなくて、
何も感じない、ただ意識だけが存在する世界だった。
ここは何処なのか?自分は何者なのか?
それが、自分が生まれて一番最初に考えた事だ。
そういった疑問が暗闇の中でこだましていた。
そこは、どこまでも孤独だったが、
とても温かくて、優しい世界だった。
私は、そんな優しい世界に帰りたいと思った。
…………………
拝啓、世界で一番愛されている人へ。
貴方に、最初で最後の感謝と祈りを捧げます。
私は、十分頑張りました。
頑張れなくなるくらい頑張りました。
愛されてはいたけれど、
その一瞬の幸福が霞むくらいの地獄を見てきました。
ここまで来る道のりは、本当に苦しかった。
それでも、私は幸せでした。
私の役目はこれで終わり。
これまでの罪は、死をもって償うから、
だから、もう許して。

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

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投稿日:2026/01/24 14:32:51

文字数:381文字

カテゴリ:その他

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