HAL

咲き乱れた花が暗い未来を感じさせるから
ここには居たくないよ

春風に揺れる花を見て笑ってる
そんな未来を願った幼き日
振り向けば少し悲観したツラで言う
「ねぇ？生きてて楽しい？」

臆病な手が春を拒み続け
見飽きた空　見上げながら祈った

咲き乱れた桜吹雪の中で一欠けらの花
握り締めてる日々よ
微かな温かさを知るこの日を忘れないように
あの「ｓ、、」に旅立とう

何を知ればこの手は善悪を知る
手を汚さなければ知ることも無い
正しさだけで生きれるほど優しくは無い
知っていたはず

繰り返す過ちが季節に似て
同じ場所をさまよい歩きながら

限られた季節の中で手探りで探した経験は
私の宝物で
その瞳はいつも春の中で輝かしく光る
桜を見つめている

戸惑いながら歩いた足跡は
振り向くたび　その歩幅が小さくて

わずかな願いを握ったこの手を開かないように
歩き出してく日々も
変わり行く景色に心　犯され溶けて消えてゆく
涙を流しながら

最後の涙はかならず　あの「、h、」の中で流そう
愛すべき人の手で
大きな願いを握り締め旅立とう　あの「、、i」世界
いつかたどりつくように