ジャケット

夕暮れの喧噪のあと 夜の帳が下りる
伸びきった影が 暗闇に溶けてく
いつのまにかポツンと 見下ろす一番星
薄明かりの中 淡く光る

まばらになる人通り 次第に灯る街明かり
濃くなる闇に比例して 光の粒が広がっていく

通い慣れたいつもの帰り道 繰り返しに疲れた僕を
子供の頃と同じ場所で 佇む街灯が見守る
暗がりに浮かぶ窓明かり そこにそれぞれの今がある
きっと誰かもこの瞬間に 似たような景色を眺めてるんだ


夜更けの歩道の上 もうすぐ日付が変わる
誰の気配もない 静寂の中で
自分の呼吸音と 足音だけが響く
湿った風からは 暖かい匂いがした

夜空を飾る星たち 夜にだけ見える世界
何光年離れてても その輝きは届いている

音も明かりも消えた闇夜には 孤独を感じる時もある
僕が消えても気付かれないって 寂しさが募る時もある
ふと立ち止まり空見上げて うろ覚えの星座を探す
いつか同じ空を見てた 誰かが見つけた壮大な奇跡


あるものは切り裂くように またあるものは穏やかに
闇の中星は光る そこに在ることを叫ぶように

黒く澄み渡る大きな空に 凛として輝く星たち
夜の闇が暗いほどに 鮮やかな光を纏って
今日にさよならを告げたなら 前を向いてまた歩き出す
そんな僕を乗せたまま この星もまだまだ回り続ける

00:00 / 04:58

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

ヨルノヒカリ

閲覧数:89

投稿日:2019/09/08 01:00:04

長さ:04:58

ファイルサイズ:6.8MB

カテゴリ:ボカロ楽曲

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