雲を掴むような話
僕の声を乗せて
いつかまた見上げるために
流れていく
青空にも夜がくる
目には見えないらしい
いつか見た景色の記憶
夏の祭り
あの日見た花火を
今になっても思い出すんだ
じゃあね、また会えるよね
君と花火の煙とひとりきり
今日を終わらせるための言葉は
今日も同じ
伝わる言葉が出てこない
おしえて全て分からない
指先に花が咲いた
音は届かないらしい
野良猫が通り過ぎていく
ただそれだけだ
昨日まで忘れていた
君のことでこんなに悲しくなるんだ
届かないんだ
君の言葉の代わりに独り言
思い出してしまう忘れたい
どうして涙が止まらない
しかたないんだ
君に伝えたいことおつかれさま
さよならで全て終わる
思い出なんて虚しい
こんな話終わりにしよう
さよなら
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