世情の機微に応じて募る思いは宙を舞う
屈託を見せる残滓は常に凶を垣間見た
忌憚の無い罵声 ぐらつく心音
所以の無い喜怒に苛まれて
惨状に根差した火種を燻せば
故に災禍に見舞われる
感情を閉ざした彼等を嘲りゃ
豪く怠惰が顔を出す
苦役を強いる条理も解決を急く不条理も
何れも粗方退いては不幸を嘆く最果て
異端の端くれ 不敵な体温
自我がささめく
『吐露シテシマエ。』
「!!」
頑丈に閉ざした口を抉じ開けりゃ
思弁を振るう木偶の歌
感傷の飽和した浮世を壊せと
豪く怠惰がそう告げる
『瑣事デモ勝機ヲ見落トサヌヨウ。
ソウダ、照準ニ目ヲ凝ラシ待テ。』
喧狂の暴走した我等の言葉は
陽の目を見ずに消しはしない
憂慮の芽生えた出処を辿れば
既に芥だ目を覚ませ
真に終焉が其処に迫り来る
御託は後だ
今、叫べ
00:00 / 04:05
クリップボードにコピーしました
ご意見・ご感想