【鏡音レン】Clock Tower

※音源修正しました(2013/11/21)
『Clock Tower』


どうしてまた君に出会った
こんな悲しい未来はいらない
ねぇ　時がこのまま止まればいい
運命の月見下ろして泣いた

あの日から
失くした意味と想(かたち)を
取り戻すために
　
二人で歩いた道　夕日に染まった街
記憶はこの胸の奥確かに残ってるのに…

痛みもない傷もない綺麗なだけの
美化された幻想の中でしか
生きられない僕らだから
この手を離せば永久に繋がないでしょう


強い風が伸びた髪を乱す
舞い散る薄紅　響く胸の早鐘
ぎこちなく触れた指先から
辿る遠く色褪せた思い出

凛とした君の背中憧れてた
善も悪も委ねて
信じてた
そこにあるもの全て
守る価値のあるものだと
ああ、幼かった

汚れた世界から僕を囲うことで
自分を慰め奮い立たせていた君
美しい羽だけ見て育った蛹(ぼく)は
外界(そと)に出て知る　空を飛べない
君も蝶じゃなかった


どうしてまた同じ笑顔
同じ瞳で僕に語りかける
ねぇ　時がもしあの頃に戻るなら
君を好きになったりしないのに