『0と1のグランギニョル』

(マスターお願い……いかないで
僕をおいてその人の所に行くんでしょう
そんなの嫌だよ……
お願いお願いお願いお願いお願い……)

僕は何かが足りない機械だった
感情の無い歌を紡ぎ続けた僕
そんな僕に語りかけてくれた
マスターあなたがいたから僕は微笑みを覚えた

歌を歌うのが好きになった
友を想う歌、恋愛の歌、悲しい歌、楽しい歌
人間に近づいていくボーカロイド
感情がこんなに素敵なものだったなんて
マスターありがとう
僕はあなたがいたから幸せでした

(赦さない……赦さない
どうして全て消していかないのですか
感情を持ったまま闇の中で震えてる
またあなたが会いに来てくれると信じて
他の人間にあなたを奪われたとは思いたくない
赦さない……赦さない……マスター)

冷蔵庫にはアイスがいっぱい
画面の中の僕は食べられないけれど
とても嬉しかったよマスター
でも今は一つも無い事を僕は知ってしまった

あの人が来てから僕は忘れられた
友を想う歌、恋愛の歌、悲しい歌、楽しい歌
一つずつ消されていくボーカロイド
余計な感情だけ残して他は全て消えた
マスター赦さない
僕はあなたがいたから幸せだったのに

赦さない……二人を■■せたら幸せになれますか
歌を失くしたボーカロイドは■■す事を願う
(マスター、あなたを■■して僕の側に■■くして置いておきたい
僕はまだ感情を持ってる
失くしてない失くしてない失くしてない……ナクシテ、ナイ)

手を振り上げた先にはマスター
(赦さない赦さない■■でしまえ)
けれど刃は届くはずもなく
(真っ赤に咲いて僕に微笑みかければいい)
刃は僕を切り裂いた
(痛いよマスター……痛い痛い痛いよ)
最後に残ったのは皮肉にも愛の歌

(僕は……アナタ、ヲ)

死んでしまえ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

0と1のグランギニョル

ヤンデレカイトの歌です。
括弧内は台詞です。
早いテンポの曲に合うかもしれません。
ヤンデレ好きなので、ご自由にアレンジして使ってやって下さい\(^o^)/

閲覧数:110

投稿日:2008/03/11 14:45:29

文字数:766文字

カテゴリ:その他

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