渦を巻くような愛欲に
僕を誘い引き込んだ卑しい小悪魔は
他でもない君だけど
敗北という名のどん底から
救い出してくれた優しい天使も
君だった・・・
声を掛けられたその瞬間から
もう恋は始まってしまった
最悪だと思ってた悪戯過ぎる第一印象
君にとって僕の存在って一体何?
聞かせて欲しい
ただの暇つぶし?
楽しい遊び相手?
それとも・・・?
こんな時だけ頼ってくるなんて狡い
目の前に晒されたこの残酷な現実
どう受け止めればいい・・・?
今になって泣いて縋ったって
優しい言葉を掛けられるような余裕なんてない
伝えればすべてが壊れる
そう思って胸の内だけに
眠らせ続けるつもりだったのに
君が火を点けた
からかい半分で誘っては
本気かどうか試してるけど
モラルも常識さえも
君のためなら捨てられる
愛欲という抜け出せられない闇に
この僕を引きずり込んだのは
他でもない君だから
共に何処までも堕ちるだけ
今更引き返すなんて出来ない
もう遅すぎる・・・
ずっと君だけを見てた・・・
いつも素知らぬ顔して一番近くで
イイ子を演じていたこんな僕の
最初で最後の我侭をきいてください・・・
抑制の効かない愛欲が走り出す
天使でも
悪魔でも
なくてはならない存在だから・・・
傷だらけの羽根を汚した雫は
切ない色の涙と同じ味がした
もう
嫌われる事も
突き放される事も
君がいなくなる事に比べれば全然怖くない
このまま二人で堕ちていこう
今更手を引くなんて出来ない
だって
好きだから・・・
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