勿忘草 - 作詞／作曲／編曲　サンペイタツロウ

愛してると言ってきみは消える
追い縋る手が空を彷徨う

爛漫の春の間を泳いで
ただ陶然と　甘い煌きに酔って

きっと失くしてしまうこと　知らないふりで
愛してると言った　夢みるよう

胸に明かり灯って　眩い光になって
何もかもが綺麗で　強く輝いていた　
きみが笑えば

朝が来るように　花が咲くように　
希望の鐘が高く鳴り響くように　ああ
心にひとつ　やわらかくてあたたかい色が差したんだ
それは鮮明に見えたイメージ　
枯れ朽ちるまで続くしあわせの途　ああ
想いをふたつ結びつけて　
浮かれ　はしゃいだ　あの日はもう

滔々と時は流れ行くもの
ただ茫然と　生の儚さ呪って

きっと隠していたんだろ　そして　きみは
愛してると言った　終わりの夜

きみは空に煙って　瞬く星になって
壊れた世界照らして　いまもそこにいる　
見えるか　ぼくが

幻なんだって　まやかしなんだって　
どれだけ繰り返し誰に諭されたとて
ねえ　とうにわかってる　方便だ　やさしいだけの空言
きみが好きだった綿菓子のように　
甘くて儚くて脆い　命の光　ああ
ひとつをふたつ　わけあって　
きみと紡いだ　あの日はもう


朝が来るように　花が咲くように　
希望の鐘が高く鳴り響くように　ああ
決して忘れることのない愛しさがいまも疼くんだ
それは永遠に触れるエンゲージ　
枯れ朽ちるまで続くしあわせの途　ああ
想いをふたつ結びつけて　
浮かれ　はしゃいだ　あの日のこと

いつか　きみと　また