初音ミクを振り返る その2
なんか先日に書き綴った、1986年登場のファミコン版初音ミクについて、色々ネットで調べて、記憶を新たにする事が出来たので、ここに記そう。
このゲームと言うか、音楽作成ソフトは、基本的にアドベンチャーに似た画面と、音楽編集画面で成り立っている。
移動できる場所は、練習用のスタジオとステージのふたつがメインとなる。
育成ゲームではないのでスタジオでは特にする事はなく、話しかけて編集画面に行くか、ステージに行くか決めるくらい。
しかし、知っての通り『私室に行った』とか『楽屋で話した』などと証言するプレイヤーがいて、隠し要素があるのか?と一種の都市伝説にもなった。
オプションでできるダンスは、非常に初音が小さいが、ほとんどフルフレームに近い動きだった。あろうことか、このダンスは『プレイヤーが入力する』という無茶な仕様で、ブレイクダンスを実現したという話も聞くが、疑わしい。
初音ミクは最新技術の塊だった。
まづ、驚異のグラフィックは、時として32色使っていて、明らかにファミコンの限界を超えていた。
また歌声はもちろん、50音再現できている訳ではないのだが、それでも16音ぐらいははあり、これまたファミコンの限界を大幅に越えていて、現在でもどうやって再現したのか、謎となっている。
ダンスシーンの滑らかすぎる動きもまたしかり。常識を超えたクオリティだった。
後々、『開発には亀有区のとある警察官がからんでいたのだ』というウワサもたったくらいだ。
内容としては、編集画面で音楽を作成、それを再生するだけで、もちろん得点などはない。ストーリーもマルチエンディングもない、単純すぎる内容。
そして、作った音楽は編集画面でも再生できるが、ここからが初音ファンの花道、『ステージ』の登場となる。
と言っても、再生時に背景がつくと言うだけの話なのだが(画像の右下参照)、当時のファンは真面目にここで初音を歌わせる事に熱中した・・・。
その3に続く
画像は雑誌に載った驚異的グラフィックの広告。
妄想が暴走しつつあり、収拾がつかなくなる前に、自分で設定をつけました。こういうゲームです。
ちなみに、歌う以外の初音ゲームは、派生ゲームと考えて下さい。
コメント2
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ご意見・ご感想
てきとう怪獣
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NorthernCrossさん
共感者おまちしておりました。
そう、あの時代には限界を超えた技術者が何人もいたものです。
なんという輝かしい時代・・・プロジェクトエーックス!←意味不明。
まあ今でもそーゆー連中、たくさんいますが。
eizo_123さん
妄想者おまちしておりました。
無茶な仕様、ハードの限界を超えたその描写力はマンガ、特に『こち亀』を参考にして突っ走りました。eizo_123さんとは逆に、『両さんなら、どこまでやる?』といった視点で、リアリティをやや逸脱した感じで。
その結果、ファミコンの性能を大幅に越えるものになりました・・・。(マンガではよくあること)
カセット内のチップに秘密が? やっぱりそう思いますか。
そうそう、ファミリートレーナーの部分では、踊りにあわせるか、プレイヤーが踊らせるか、設定を変えようかなと悩んでますが、基準はあくまでも『両津ならどうする?』です。さらに言うと『こち亀ならどっちがウケる?』みたいな。
2008/02/03 18:44:32
ハミングP@ニコつく3 D5
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<eizo_123、『初音ミク』を語る。>
『初音ミク』とは、かつて「ゴルドオン」というメーカーが、社運を賭けて開発し、市場に解き放った歴史的作品でした。
この作品の流行と共に「歌ゲー」と言う1ジャンルが確立。その流れは今日に至る訳ですが、その当時の最高水準で製作された『初音ミク』は、某社の「グ○ディウス」チームでさえも驚愕し、舌を巻き、その後の作品群に影響を与えた程でした。
32色+16音の脅威は当時のファミコン単体ではとても達成できず、『初音ミク』ROMカセット内の当時世界最高水準のチップの影の活躍が、この偉業を支えていたのでした。
その結果、『初音ミク』1本の値段は裕に1万円を越え、当時の「光栄」の作品群と並ぶ、一般ユーザーにはやや高嶺の花であり、人を選ぶ作品でありました。
・・・とりあえず妄想。でも、どこまでリアルティー追求できるか試してみたくなった自分が居ます。(^ω^)b
2008/02/03 15:29:14