大地震え 天は猶も哭き 猛り狂う
百魅生ず この地は神にも 見放されし修羅の国
夜風纏う少女の瞳は 緋色に染まる 今 赫う刃 幽鬼向け駆ける
不浄なる魂の禍根を抱いて 渦の彼方消えゆく
叫べども叫べども貴女は見えず 零れ落ちた緋い雫
進みたくば 命を燃やせよ 屍散らし
羅刹共の 怒号に招かれ 応ふ 激情の儘に
丘の上より覗く黄泉 幽鬼が嗤う 人を魅せし妖 我が此処に討つ！
幾千の慟哭と悲哀を胸に 錆びた刃血で砥げ
千切れども 毀れども 不退の魂 闇を穿つ緋い瞳
刻まれし疵痕が蝕む躰 光求め 天仰ぐ
泪すら枯れ果てた 少女の願い 憂き世を濡らす
不浄なる魂の禍根を抱いて 渦の彼方消えゆく
叫べども叫べども貴女は見えず 零れ落ちた緋い雫
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