『泡沫エフェメラル』
辛かった事が少しずつ重なって
僕の人生は暗い影を落とした
どれもこれも僕の前で
壁の様に立っていて
狭まった場所の中に
閉じ込められたんだ
そんな所から貴方は手を引いて助けてくれた
ずっと昔からそうしてくれてたかの様に
暗い道のりを
一人で歩くのは
とても怖くて辛い物だけど
歩き出せたのは
貴方の優しさが
僕の目の前を照らしてくれるから
眩しいくらい光って
僕の背中を押すんだ
君の辛くて暗いその横顔が
あまりにも死ぬ前の私に似てたから
誰も彼も自分の事
助けてはくれないのに
求められるばかりで
嫌になるの分かるから
優しさが逆に
仇になってしまって
一人で押し潰されてしまうから
自分に優しく
出来る様になって
君だけは私の様にならないで
君のその優しさで
自分を照らせる様に
貴方はそう言って
僕の前から姿を消した
僕がいつか貴方を照らす時まで
傍に居てほしかった
そう願ってしまうのは欲張りですか
そう言って悲しむのを貴方はきっと
望んでないから
前を向くんだ
希望を胸に秘めて
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