空っぽのままに無駄に大きくなった抜け殻
虚しさを残して零れ落ちていった夢なら
見えるところペンキ塗った上辺だけのガラクタ
夢は叶うとか夢を叶えたやつが語るな
構うなもうほっといてくれよって諦め
塵芥ひっかき集められた末の掃き溜め
明日へって歩き出したとんまの見る最果て
有り金全部すったパチ屋帰り夕焼け

無才能不細工の不採用
もう生きていたくないと
願ってみるけれど
結局今日ものうのうと生きている
無愛想無価値の不感症
もう消えてしまいたいと
祈ってみるけれど
結局今日ものうのうと生きている

負け犬になれたのならまだ笑える話だ
勝ち負けに向き合うことも恐れて逃げ出した
大事なもの乗せてわざと忘れてきた網棚
平均台の上からも降りられない有り様
神さま どうか許してくれよって口だけ
生まれ落とされた場所が悪かったって言い訳
仕方ねえと変わりてえが罵り合う朝まで
死んだ目で人生を呪う生きた屍

無才能不細工の不採用
もう生きていたくないと
願ってみるけれど
結局今日ものうのうと生きている
無愛想無価値の不感症
もう消えてしまいたいと
祈ってみるけれど
結局今日ものうのうと生きている

生きる意味とか訳や価値とか
夜更けはそんなものに怯えた
どこでなに間違えた？
雨とゲルニカ誰のレプリカ
目くじら立てて人を妬んだ
もういくつ諦めた？

霧が晴れたら 夜が明けたらって
たられば吐き散らしてもがけば
足掻けば何か変わるか？
きっといつかは もしも誰かがって
馬鹿げた話さえも笑えた
新しい朝が来るなら
意味が無いから 価値が無いからって
やめてさ息切らして走れば
いつの日か報われるか？
夢の亡骸 埋めた墓穴
確かなことがひとつあるんだ
結局また今日も生きていた