声を灯せ インスト
夜明けの光鈍く水面が歪みだす
さんざめくは追憶の君のことばかりだ
夢のうつつにすら現れないのならば
薄くなりゆく声と影かき集めていたよ
「最初のマルは最後のマル」と
呟き君は何処かへ行った
それからの日々僕たちは只
頼りない言葉を口ずさむ
行く先は遥か遥かの風
僕たちは見えぬものへ走る
それすらも許されない時が
いずれ来ると知って
最果ては春の海の光
それならばどんなに良かっただろう
何も見えない一寸先へ
ひとつ声を灯せ
夕暮れ影青く外灯がぼやけてく
涙あしをとひたひたと滲む 今日が終わる
うつつは皆詭弁だ ヒーローはやって来ないさ
「ただ君だけ」と言えるようなものはどこにも無い
「最初のバツが最初から無い
そんな道など在りはしない」と
言ってる君の歩む道がさ
あまりにも綺麗で嫌になる
行く先は遥か遥かの風
ひとりきり見えぬものを探る
そんなこと許されないはずと
とうに分かってたよ
生まれしは春の夜の帳
幸せの数を数えるたび
此処が何処か分からなくなるよ
ひとつ声を灯せ
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