開いた眼が捉える
闇焦がす炎、黒く染める
空に放つ言の葉
虚空を切り裂く不可視の刃
「生きる意味を教えて」
問うか細い声、雑踏に紛れる
答え求め彷徨う
手を触れた物は砂と消え逝く
この身に宿る罪が
僕を滅ぼすというのなら
足掻き、抗う
土に還るその瞬間まで
放つ光、魔法の焔
僕はここに。君がいる?
曖昧な影、見失う
揺らぐ風、黄昏に咲く
<華>
何も知らず過ぎ去る
失われた物、人の心
聴きたくなかった音
歪み、浮かぶ街、全て呑込む
闇夜、手探り進む
そこに求めるものがあるから
幼気な指、なぞる
儚いこの世界で
逸る思い、逃げる惑い
僕はどこに。君がいる?
嘶く声、掻き消されて
刻む時、永久に続く
<梦>
走り、囚われる足枷
荒ぶ野、一筋の虹
僕はここに、君がいたんだ
切れる雲、注ぐ光
壊れた枷、戻らぬ鍵
僕はそこへ、君がいる。
暁、僅かに明るむ
幽かに聴こえた気がした
<唄>
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