安らかに生きることだけをただ望んでいただけなのに
分からず屋の彼らの先導に掻き回される安寧だ
仕方ないと割り切れるだけの鷹揚さを持て余しては
一つひとつ踏み潰してゆくあなたがただ羨ましいんだ

ねぇ　どこに立たされてるの？今
ようやく気づき始めたとこなのに
全然見えない　こんなに目を開いても　霞がかかるの

あんまりに眩しくて見逃したあなたの
喉元に蠢いた言葉の弾道
今更遅いかもしれないがそれでもいいさ
無理にでも手を掴もうとして

決して離すことのないように強く握ってしまったせいで
砕け散った理想の構造物にかまけている関係で
開けっ放しにした虹彩が乾き切っちゃって動かないんだ
右も左もよくある喧騒に飲み込まれて千鳥足だな

そうだ明日からどうしようか　あなたの思考回路を食べよう
全然言えない　つまらないだなんて
噛み砕けばいい

こんなにも美しく生きているあなたの
真似をして嫌われてさよならなんて
何物にもなれやしない怪物のよう
独り穴の奥へ向かって

眩しくて見逃したあなたの
喉元に蠢いた言葉の弾道
今更遅いかもしれないがそれでもいいさ
無理にでも手を掴もうとして

美しく生きているあなたの
真似をして嫌われてさよならなんて
何物にもなれやしない怪物のよう
独り穴の奥へ向かって

あなたのことをただ話して