雑念浮遊
雑念浮遊
ぬかるんだ地面の上に
傘ひとつふたつ白黒
かたっぽ聴こえないヘッドフォンで
伝わりきらない「愛の歌」=ゴミ
聴こえる
ぱらぱら...ぱらぱら...
うつ伏せんなって寝たふりをして
好きなものばかり詰め込んで
人の目もろくに見れてない僕を
愁いてはため息ついて
聴こえる
「あなたのために生きています」
「僕の全てを君に捧げよう」
よくもまあそんな嘘を
そっと そっと つぶやいて
そっと そっと ささやいて
「あなたのことを歌にします」
「僕の命を君に捧げよう」
今日もまあそんな空想を
嘘を
love song
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