この世の往く末を 見届けず散った



さあ、目を開いて
(開いて)
新しい物語が始まるから
(始まる)
苦しくて、悲しくても
(泣かないで)
君が見た真実だから
最期まで目を逸らさないで



あの摩天楼の頂きには
誰も知らない楽園の秘密があるという

秘密に挑む数多の生命は
花吹雪の如く散っていった
(儚く)

君は秘密を暴く　勇気はあるのか？
(その目で、その手で)
今はただ見つていて 何れ分かる筈だから
(今だけ、静かに、何れ、分かる)


※
あの天より舞い散った　夢の残骸の
(散った、中で)
埋もれて足掻いてみるのもいいでしょう？
今は哀しくても 切なくてもいい
(辛くても、嗚呼)
いつか笑っていられる時が来るから



数多の苦しみ 悲しみの上に
君は立っている 傲り高ぶるな

こんな場所で立ち止まって
居るわけにはいかないでしょう？
立ち上がれ
(そんな…)

楽園への階段を その足で駆け抜けて行け
(遠い…？、長い…？、その、足で)


暗く寒い殿廊の その向こうには
(行けるの？、怖い)
何があるのだろうか？
その目に焼き付けるがいい
恐れないで、前に進んで、
(怖いけど、仕様が無い)
君にはまだ見ぬ未来が待っているから

信じていた 素晴らしき結末は。
(世界の)



この世界から 抜け出せた筈だったのに
君はなんて小さな世界にいたの…
これも運命の悪戯なの…？

※repeat