まだ夜明け前だ君はどうだ？何をしているだろうか
揺らめく日々を嘆こうがここには何もないな
窓辺に浮かぶは誰の涙?まだ止みそうにもないな
霞んでく夜も過ぎれば僕には意味もないな

切り取った日々をそっと思い出そうとしてみても
なんか寂しくなるだけだっただけど
気になってしまったんだ壁に掛けた時計さえも
今はちょっと耳障りだ

四季に咲く今日は涙色剥がれてく僕の心ごと
流せやしないなこの雨じゃきっと染み付いてしまうよ
行き場もないのは僕だけと水たまりさえも笑うだろうか
投げ出したのは君への想いだ誤魔化せもしないな

裸足で歩いた夢の中はあいも変わらないようだ
心にもない言葉ではどこに行けもしないな
滲んでく夜は塞ぎ込んだ僕を急かしてるようだ
あがいても空は一つだここで君を待とうか

失ってしまえようが今よりマシだと思った
それでも動けないでいるんだ今も
諦めたふりしたっていつかの晴れ間がよぎって
君の声が響いてんだ

不確かな今日に落ちてゆく雨粒でさえも憂いてたんだ
声に出せばすべて崩れていくそんな気がしていた
この空が澄んでゆけばほら
また一つ僕が忘れてたことも思い出してしまうからいっそ
止まないで欲しくて

不甲斐ない僕が心を繕っていようとも
偽ってたってもうその声は耳鳴りのよう
かき消せはしないととめどなく流れてきた
うるさいくらいの雨もいずれ

ため息をついた朝焼けなど誰が望んでいようか
空っぽな日々に落とした雫を集めようか
うずくまる僕がふと見上げた空に映るのは誰だ
飽きもせず雲は流れたそこに君がいたんだ