泣きじゃくって帰る坂道の
「急ぐから」とついた嘘に追い込まれ
走るペースと息の乱れは反比例

扉を閉める大きな音で
安心と悲しみがこみ上げる
「どうして私はいつも」が口癖で

「言わなきゃ良かった」
携帯の残りの電池はあと一つ
今言い訳をしても
きっと大事な所で切れてしまう
電話も 気持ちも

ないものねだり
ぬいぐるみ片手に泣いていた
私は今でも変わらない
ただ 違うのは
もう少し素直だったこと

鳴り響くキミのメロディー
充電器が見つからない
「どうして私はいつも」
慌てて小指をぶつけてうずくまる

ひっくり返ったおもちゃ箱
手に取った魔法のコンパクトを開いても
涙で濡れた鏡では変身も出来はしない

お気に入りのLoveSongが途切れる
流れる伝言メッセージ
「思いつめないで」の一言に
不意に心が満たされる

携帯そっと握り締め
散らかった思い出を片付ける
涙を拭いたコンパクト
窓から差し込む光に魔法をかけて
照らす先には充電器

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

充電器

歌詞にするには難しいです。徐々に修正を加えていけたらと思います。

閲覧数:48

投稿日:2010/11/24 15:56:46

文字数:423文字

カテゴリ:その他

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