画面の中の僕は　明るくて　人気者で
現実の僕とは　大違いだ
現実生きる僕は　塞ぎ込んで　嫌われていて
どちらも“僕”のはずなのに　どうしてかな？

画面に映る文字は　キラキラ輝いていて
クラスの奴が知らない“僕”を形作る
画面の向こうの　名前も顔も知らない
誰かは僕の親より“僕”を知っているんだ

触れないけど　入れないけど　かけがえのない僕の居場所
顔も見えない文字列だけで　喧嘩したり　仲良くなったり
心許せる世界　沢山出来るよ　もう、戻りたくないな…


ちっぽけな存在のはずの僕が持て囃されて
“現実”と違う世界　そう見えるけれど
キラキラ光る画面に　書き込むみたいに
明るく元気な僕が　本当の“僕”だ

誰にも見せたこと無い　本当の僕の心
開けばきっと世界広がるはず
画面の向こうも同じ世界だから
きっと“現実”でも上手くいくはず

触れないけど　入れないけど　確かに現実と繋がっている
卑屈な僕は影を潜めて　楽しくてただ笑っている
顔も見えない中で仲良くなれるなら　きっと大丈夫だよ


画面の中の僕は　理想のなりたい僕
現実と違うものは　目の前見える景色
怖がらず　出ていく　外の世界へ…

触れないけど　入れないけど　確かにそこにある世界
明るい僕は本当の僕で　一歩踏み出せば　ほら大丈夫
心許せる世界　広がるはずだよ　もう大丈夫だよ