音楽をとめて

スピーカー買った
君はまるで少年のように飛び跳ねてた
それを見てなんだか泣けてきたんだ
ねえ　
そのイヤホン僕に貸してよ

ああ　
空は青いから僕はまた憂鬱で
道ゆく誰もがiPhoneの中でときめいたりしてる
現実逃避できるほど大きなプライドもないし
アイマスクを付けて横断歩道をスキップして渡ったよ

6月の雨に打たれて
大好きなあの子に嫌われる
あのバンドが超カッコ良くってさってそんな話もウワノソラ
　
音楽をとめて
ああ　
今すぐここから抜け出して
愛してる　君に会いたいなんて唄ってないで目を覚まして
息を切らして駆け抜けた先には何もなかったよ　　
No music No life......　

ブランド志向が裏目に出ちゃった煩悩
普段着で誂えたら能天気にだってなれそう
君なしじゃ制御不能

無くしたものは何もない
抱えた本来の重いも
いたいけな心を蝕め
痛くもなくて本望

自販機前の青色のポスト
居場所のないふりしてこっちを見てる
交差点でポツリと立ち往生してる僕みたい

もう何も見ないで　
ああ　
いつかはあなたになれるかな
Cコードも弾けないハムスター
狭いゲージの中 嘲笑ってる
ご機嫌そうに単調なリズムでケラケラケラただ回ってる
国際色に彩った長いレールの上の蟻の群れ
ゴールはこれから僕が決めるから
嫌な顔なんてしてない
鏡の前であっち向いてホイしてまだやり直せそうな気がしたんだ
君のiPodの中を見て何かが分かった気がしてたんだ
君のIPodの中を見て何かが変わった気がしてた
アイドル ケーポップ ファンク ジャズ サブカル メンヘラ 邦ロック
忘れられていってしまったよ
音楽をとめて