「生きていたいんだな」

「少年少女」昔は
ドブに浸って笑ってたっけ
ひどく高かった段差も
今じゃもう足がもつれそうだ

夢に見てた一部屋さえ
窮屈に感じてしまうんだ
大人ってそんなもんかな
吐き捨てては過去に戻りたいな

「思い描いてた人に僕はなれたのかな」なんて小言吐いて
わかってますよきっとなれてはないんだろ
だけど

生きて生きて生きて生きて
生きて生きて生きていたいんだなぁ
あと何回空が青くなって
あと何回月に願うなんて
わからないけどきっと僕は
「生きていたいんだな」

小さな頃の僕はさ
泣き虫わがままな子供だった
枯れ果てた今の僕はさ
もう流れるものも何もないな

神様がもしもいるなら
どうか少しだけ長く居させて
なんて願っても無駄かな
きっと叶いっこはしないんだ

夢にまでみた物語の続きにはきっと僕はいなくて
わかってますよそんなの夢物語なことくらい

生きて生きて生きて生きて
生きて生きて生きていたいんだなぁ
あと何回胸が鼓動打って
あと何回息繰り返しても
わからないだろなきっと僕は

生きて生きて生きて生きて
生きて生きて生きていたいんだなぁ
あと何年歳を重ねたって
生きてる意味なんて難しくて
それでも僕らはただ寄り添って
「生きていたいんだな」