時計の針はすでに「Ⅻ」を隠した
静かに本を閉じた
ブラックアウト

消せない不安と見えない未来
時間を刻む針の音が聴こえた
折られたマッチが路地裏に落ちてる
薄暗い街頭
煌めいて見えた

月の光も刺さぬ森で
涙と命が混ざる
呼吸を忘れた安らかな姫の
隣に落ちてる熟れた毒林檎は
甘くて美味なのでしょう

時計の針はすでに「Ⅻ」を隠した
翼をもがれた白鳩が鳴いてる
大事そうに書かれた「She belives 'A majic world'for a bright future!!!」
この文字列の真意を教えてよサンドリヨン
静かに本を閉じた
ブラックアウト


消せない期待と見てみたい世界
時間を刻む残酷さを覚えた
真っ赤な頭巾が道端に落ちてる
あまりに綺麗で
見惚れてしまった

醜い魔女の住まう森で
金色の命が舞う
呼吸を忘れた安らかな姫の
周りの茨は誰にも燃やせず
永久に眠るのでしょう

時計の針はすでに「Ⅻ」を隠した
翼を裂かれたツバメは黙ってる
何百年も愛した「It becamed the bubble,but She knows lover!!!」
どうして彼女は置いてかれたの？サンドリヨン
あまりに惨めで儚く
愛おしい


間違いが降り積もる靄のかかった世界で
灰かぶりの少女の汚れた手は拭えない
何度も裏切られた魔法にまだ恋してる
何度も届かなかった世界にまだ恋をしてる


時計の針はすでに「Ⅻ」を隠した
間違いと混じり合った灰に呟く
「もしも別の世界で違う世界線で会えたら…」


時計の針はすでに「Ⅻ」を隠した
翼をもがれた白鳩が鳴いてる
大事そうに書かれた「She belives 'A majic world'for a bright future!!!」
これ以上は待てないわ、置いていくよサンドリヨン
微笑で箱を開けた
ブラックアウト