
朽ちた言葉を紡ぎ出す光影
月の雫だけがひたひたと血だまりを
鮫鯨 昼下がり星を探す
硫酸の雨が空と海を溶かして
咲いた深海のヒメユリ揺らめいて
光影が踊るモノクロのまほろば
見上げる泡沫はイコライゼーション
稲妻のような閃光が引き裂く光影
欺く三原の色染まる世界
幻影を描いて吹き込んだ音が
命の杯を満たして
今日が終わる時の境目に立ち止まる羊は
ジフェンヒドラミンとカフェインを間違える
コンプレス出る杭にばかりかけて
溺れてる者に手を差し伸べない
ラットパークの楽園実験と
歴史が物語る 平等という病
手を取り合う為だけに敵を作って
歯止めの利かない正義感の矛先貫いた
蠢く心臓は同じ色してる
降り注ぐ流星が夜明けの空を
名残惜しそうに煌めく
光と影を残して
止まる秒針が儚く震えてる
輝く明星と七色の光
幻想の星々は家路について
罪と罰だけが空中を漂って
勝利者のいない戦場に弔いの雨は
優しく洗い流してしまうのだろう
忘れてしまうだろう
緑色の中へ感情も消えて
繰り返す無慈悲な雷のように
光と影だけ残して
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