ファントム・ルーミーナ-off vocal-

何処かに隠した嘘を求めて
屍並べた記憶の奥底
密かにそこで息をしてる
歪な歯車 気づかないまま

言葉に騙した跡を捜して
掃き溜め掲げた瞳の裏側
確かにそこで息をしてる
奇怪な仕掛けに気づかない

ゆらゆら揺らめぎ
転がるあたしに廃れた拍手が
鳴り止まないわ
ぐらぐらグラつき
転がるあたしに嘘でも良いから
愛してよ

その幻影で踊らせてよ
儚い夢で
その幻影で踊らせてよ
止まない雨で
「一人で泣いてる私、情けないかな。」
渇くことないメロディに
アナタを添えて。

足りない頭で嘘を繕う
白痴な彼女は静かに動いた
確かにそこで息をしてた
彼女の行方は分からないまま

咲かない魚は希望を抱かず
詭弁を並べて逆さに動いた
未だにここで待ち続ける
雨粒 凪がれて 忘れてく

ゆらゆら揺らめぎ
倒れるあたしに被れた肌身が
痛みを問うわ
ぐらぐらグラつき
倒れるあたしに何でもいいから
騙してよ

その幻影で踊らせてよ
咲かない花で
その幻影で踊らせてよ
開かない心
「一人で泣いてた私、見窄らしいかな。」
渇くことないメロディに
アナタを添えて。

踊らない夜はいらない
惑わす心
触れればすぐに分かる

『私はいらない』

その幻影で踊らせてよ
死なない想い
その幻影で踊らせて、さ。
あたしを染めて
傷ついた眼はデザイア
視界は陽炎
知らないまま生きれたら
幸せでした