
冷たい雨と二人
冷たい雨が僕らを濡らし 通り過ぎて行った
すっかり冷えた身体は 震え温もりを求めてる
ゆらりゆれる心の音色 誰も気付きやしない
ぽつり零れ落ちた涙は 熱く熱く頬を伝った
冷たいね君が言った 本当だね僕は答えた
何もないこの場所で傷ついた二人 ただ寄り添い合って
この理不尽を恨む事なく二人でただしくしく泣いていた
それでいいの?
冷たい雨は今でも どこかで誰かを濡らしてる
すっかり冷えた心は 疑心に愚かを重ねてく
ゆらりゆれる身体は 重く足取りもおぼつかない
うっかり零れ落ちた言葉に意味は 特になかったけど
それは駄目君が言った 冗談さ僕は笑った
何もないこの場所で傷ついた二人 互いに手を取り合って
この虚しさを忘れるために二人で歌歌い踊りだした
それでいいよ
雨が降る 僕らを嘲笑いながら 通り過ぎてまたやって来た
雨曰く僕らはあまりにもちっぽけで無力だと
全て無駄なんだ
どこからか飛んできた一本の赤い傘「君たち風邪を引くよ」
お入んなさい もう大丈夫 分かってるからみんな
みんな味方だから
暖かいこの場所で傷ついていた二人 ただ寄り添い合って
傘の下で幸せそうに 二人で笑い合い夢を語る
それでいいと 皆は言った
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