焔のシャノワール
「ゴシック」という言葉をファッション的な表層にとどめるのではなく、その起源である中世ヨーロッパの歴史や文化を多角的に解釈するところから今作は始まりました。ゴシック建築に見られる荘厳なリブ・ヴォールトやステンドグラスの光と闇の対比、疫病の蔓延によって生まれた「死の舞踏」という芸術表現、そしてその混乱の中で罪なき存在とされた猫が魔女の使いとされ炎に焼かれた――そうした歴史の断片を一つひとつ紐解き、作品の下地にしています。
そのうえで「ホラー」を、ただ恐怖を煽るものではなく「歴史的迫害に対する怨念の具現化」として表現しました。焼かれた猫たちの魂が悪魔となり、初音ミクという姿を借りて蘇る。彼女の歌声は哀しみを響かせながら同時に人々を狂気に誘い、その舞踏は荘厳な街並みさえも炎で焼き尽くす――その瞬間を描きました。
デザイン面では、猫耳や爪など猫のモチーフを、リブ・ヴォールトやステンドグラスといったゴシック建築の要素に融合させ、さらにミク本来の衣装モチーフを随所に散りばめています。骸骨や血といった直接的な恐怖表現は避け、不気味さと美しさが同居する「絶対にフィギュア化したくなる」デザインを目指しました。
本気で優勝を狙い、このコンセプトに全身全霊を込めました。よろしくお願いいたします。
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