琥珀色に揺れる世界

作詞：八白、作曲・編曲：でっち
使用VOCALOID：初音ミクAppend(メインボーカル：vivid、コーラス：sweet)

真っ白なアルバムが　半分写真に埋め尽くされて
僕たちの思い出も　同じように積み重なっていく
出会ったころの君は　今よりも無口で人見知りで
僕が話しかけても　頬を染めて下を向くばかりで

運命という言葉は　あまり好きじゃないけれど
僕たちの出会いだけは　そう呼んでいたい

こんな哀しいことばかり起きるこの世界で
こうして君と一緒にいられること
乾杯の言葉は空気中に溶けて
ウイスキー越しに見た世界は
琥珀色に揺れる


はじまりの一枚は　僕たちが中学生のときだ
僕と君との距離は　2メートルからゼロに変わったね

僕は肩肘張っていて　君は下を向いていて
僕と君との出会いは　そんなものだった

こんな苦しいことばかり起きるこの世界で
こうして君と一緒にいられること
グラスを打つ音は部屋中に響いて
あの頃みたいに頬を染め
君がそっと笑う


あのころ僕らは　ただ指先が触れただけで
ヤケドしたみたいに　驚いて手を離してた
今の僕たちは　お互いの指と指とを絡ませ合って
離れないように　強く　強く　手を繋ぐ


哀しいことばかり起きるこの世界で
こうして君と一緒にいられること
乾杯の言葉は空気中に溶けて
あのころみたいに君は頬を染める
苦しいことばかり起きるこの世界で
こうして君と一緒にいられること
グラスを打つ音は部屋中に響いて
ウイスキー越しに見た世界は
琥珀色に揺れる