朝の光高架線私の夢君の声
膿んだ傷とあなたの肌ガードレール錆び付いて

確かな隙間感じたんだ
僅かな距離が霞んで見えず
黒く汚した擦れ違いで
摩耗した思い出に今ここで

嵩んで眩んだ君(貴方)の姿遥か遠く
並んだ影法師思えば歪で不揃いで
変わった私と季節外れに咲く桜花
君(貴方)は今幸せなのかな？

ーーーーーー
貴方が思うほど綺麗ではなくて
君が思うほど強くはなくて
世界に塗りつぶされてしまった
ガラスはとうに砕けてしまった
羽根をもがれた鳥のようで
溶けるのを待つ積雪のようで
緩やかに進む時の中
加速し続ける命の中
君(貴方)の言葉を
信じたかったんだ
ーーーーー

夜の帳白い息貴方の夢私の声
淡い瞳君と同じ記憶の中錆び付いて

揺らいで揺蕩って君(貴方)の姿重なった
孕んだ感情が過去となり私を蝕んだ
飛び出して流れて瞬いた羽根はなくても(春が来ても)
幸せだったよ幸せだったよ
遠く遥か那由多飛ばす
私たちの記憶を