鏡人日記

鏡人日記
(詞曲編:murasaky)

荒野の中 ひとりで
呼吸もできないほど疲れきった
私はどこまで往くのだろうか
明日を求めて

飽和した暗闇で
事も無げに足元に咲いた花
冷たい顔で見放す未来
静寂の狭間

満月の縁に腰掛ける妖精の真夜中の宴

あなたのいない明日なら　このまま刹那もこなくていい
知らないものへ向かう勇気　私はいらない
この世界からの逸脱が叶うのならば
今ここで息をしてることに何も意味なんてない

足を止めても迫る
孤独に包まれ眠った日々でも
わかってるのに(わかったつもり)
涙を拭う両手が寒くて

幻想にまぎれ鏡の中映り込むもうひとつの影

閉じ込められた光
仮面の心に爪を立てて
もがき叫ぶ私　奇跡信じて疑わない
白い首筋があなたの心の刃に似て
夜の濡れた月を今も　凛と映し出してる

忘れかけたもの 夢現が逆転した世界のこと

あなたのいない明日なら　このまま刹那もこなくていい
果てなく続くこの時代の全てを賭しても
この世界からの逸脱が叶うのならば
今ここで涙流すことに何も意味なんてない