彼女は今死にました。

沢山の日々の中に　今も眠る刻　染むセカイはまだ光求む日々よ


セカイに嘘でも吐いて　「君を造ろうか」なんて

”疵付いた事”に富むセカイは禍しく光る色魅せました。




噺[独雨虞人間天仰然人人照俤一我現眺也]



永久を願う―その為だけに僕たちは空を視るけど


”夜半”の日を夢に見るだろう



僕達を照らして





ハレの日は雨が降るかと僕達は永久を見るけど

二人を照らす面影だけに僕は「今」見ている


終を願うその為だけに　僕達はまだ今

咎を手に空を見るだろう

僕達は―今もまだ―ただ二人―刻を”している”だろう―





沢山の日々が過ぎた。

今も眠る刻　染まる　”疵付いた事”に富むセカイは　まだ光求む日々よ




沢山の日々を過ぎて　「君を忘れようか」なんて

君の眠る刻　染むセカイは　禍しく暗む色魅せました。



明日の朝雨が降るかと僕達は永久を見るけど

二人を別つ面影だけに僕達を”して”いる



次を願うその為だけに僕達は”空”を見るけど

永久の日を夢に見るだろう




月灯照らして




明日今日遠回りでも僕達は届かないけど

二人を別つ面影だけに僕は今している


月を願うその為だけに僕達はまだ今

天を見て夢を見るだろう


つきあかり―照らす通り―まだ二人―空を今見ている―




幾千年が過ぎて　億千を廻して

”初めて”知ったこの路はまだ光求む日々が過ぎたり。




沢山の日々が過ぎた。

沢山の嘘も吐いた。


今も眠る時染むセカイは禍しく光る色見せますか？




明日今日遠回りでも僕達は届かないけど

二人を照らす面影だけに僕は「今」見ている


終を願うその為だけに　僕達はまだ今

天を見て夢を見るだろう



僕達は―照らす通り―ただ二人―空を今見て



―時重我未達個人故人別俤一我存貴女望徒然我現我現永久観夢現也



僕は今―今もまだ―まだ二人―永久を今見ている―