the man


作詞・作曲：せり　歌：巡音ルカ

夢を追い続け　走ってきた男
安息の場所を　求めてきた男
いつからだろうか　男の心が
壊れて　消えかけていた…

輝く未来は　見えなくなっていた
力尽き果て　道端に倒れ込む
行き交う人々は　男が見えない
気がつくと　一人孤独で

自分で決めた　道だからと
自分で見た　夢だからと
苦しくても　前だけを見て
歩いてきたけど　弱さを知り

当たり前　苦しいのは　それはわかっている
その中で生きていく　それもわかる
心が縛られ　悲鳴あげて
その色が変わっていく
目立たない色へ…

隠れるように　その身体を
人混みの中に　紛らせて
追いかけてくる　夢から逃げ
そんな姿へと　変わり果て

精神が　崩壊する
心は　狂い出す
止められず　泣き続け　涙枯れる
苦しみの夜に　見上げると
流星が美しく　軌跡を描く

心も精神も　粉々になっても
それでも　人として生きていきたい
眠ってた想い　探り当てた
男はその時　魂を感じた…