涸れ果てた涙と夢
擦り切れてた私の声と心
悔やむ想いはこの身に残ったまま
さよならを告げた
どれくらい進んだろう
過ごした日々は一瞬で遠い記憶
あなたが残した足跡の先に
私の未来(あす)はあるの?
いつの間にか
解けていた手に
気にも留めず、あなたは進んでく
「まだその手は離さないでほしい」
想いすら届かない
あなたの歩幅に合わせてゆく程に
聴こえてきた「何か」が消えた音
鏡に映った私の顔から
頬を伝う一筋の雫
振り返った先に見えた
まだ無垢な笑顔で笑う私がいる
その足跡を辿ろうとしても
目の前で消えていった
いつの間にか
先を行くあなた
見つめる先に何が見えるの?
早歩きで追いつこうとしても
足がもう動かない
あなたの歩幅に合わせてゆく程に
聴こえてきた「何か」がほつれた音
鏡に映った私の姿は
無理をしてるように見えた
少しでも近づきたい想いはあるのに
現実は理想から離れてく
ひたすらに暗闇を歩いてるようだ
私は立ち尽くす
あなたの歩幅に合わせてゆく程に
確かに聴こえた「アイ」が消えた音
鏡に映った流れる涙は
行き場もなく静かに消えた
あなたの足跡を辿るのを止めた
今日から私は違う道を行く
もう振り返らない
涙は流さない
またいつか人を愛せるように
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