夜行バス（カラオケ音源）

アボカロ avocalo

夜行バス
作詞作曲：アボカロ

暗い車内眠るつもりで
そっと目を閉じたはずなのに
何かが刺すように揺れて
意識が引き戻される

背筋を這う重い予感
逃げ場のない座席の檻
視線だけをさまよわせて
息を詰める夜

鼻を突き刺すこの衝撃
脳が悲鳴を上げている
酸素を奪われるたびに
終わらない悪夢

窓も開かないこの牢獄
時の流れは鈍くなる
遠のく意識霞む視界
ただ耐えるしかないのか

冷えた指で握る膝
祈るように耐えたけど
車輪の音が嘲笑う
夜はまだ終わらない

胸を締め付けるこの闇
抜け出す術もなくて
絶望が染み込むたびに
深く沈んでいく

微かな希望すら消えて
朝日はどこにもない
このまま朽ち果てるの？
バスはただ走るだけ

耳鳴り混じるエンジン音
出口のない迷宮で
光が見えた気がしたけど
脇が甘かった