ジャケット

私の軽蔑する最低の母へ
私はあなたの道具なんかじゃないわ
一度話し始めたらもう止まらない
リロード不要の無限に撃ち続けられる
機関銃のように口を止めない暴走マシン

         *

私が興味を持つ楽しみを尽く
「害悪」と決めつけていつも私から奪う
あなたが勝手に決めた「ためになる」ことだけを
私に無理強いしてそれ以外は許さない

そして私は自分を殺して
良い子を演じ続けて偽り続けて
何もかも中途半端な娘になりました

私の軽蔑する最低の母へ
あなたにとっての「家族」の定義は何?
あなたの都合だけで使い分けないで
あなたの望まぬことをすべて無駄と決めて
少しのズレさえ厳しく責め立てて止まらない

      *     *

マンションの2階に住み生活しているけど
その下に子供たちの教室が作られる
五月蠅くなるのが嫌で抱いた不安が何故か
当事者に向けられず私に向けられている

不満があったりトラブルになると
その怒りの矛先は私に向けられる
私はあなたのためのサンドバッグじゃないわ

私の軽蔑する最低の母は
感情の起伏があまりに激しすぎて
朝から顔があうと突然怒り出し
私の尊厳すべてを否定する言葉
何度も浴びせて私の心は崩壊した

    *    *    *

私のやりたいことや好みに横槍を入れてきて
それがお金にならないからとケチをつけて否定する
何もかも金・金・金・金で私はその道具なの?
父に止められた遺産闘争の「殿」という駒なの?

あなたを助手席に乗せて車を運転している時は
暴発寸前の爆弾を乗せたような悪夢のよう
ハンドルを握る私に高圧で狂気を煽り立てる
言葉を機関銃のように浴びせ私を暴走させる

   *   *   *   *

私の存在価値って一体何?
愚痴の捌け口や金稼ぎの道具なの?
用済みになればこの体が朽ち果てることで
換金されてあなただけ幸せになる
所詮私など利用されるだけの存在よ

 *   *   *   *   *

私はあなたを母とは思わないわ
人間の皮をかぶった黄金の魔物だわ
私はあなたを許さない、いつか報いを受けるだろう
あまりに醜さ極めた猛毒の母親へ

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ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

最低の母親へ

娘は、幼少期からの母親から受けてきた仕打ちに徐々に納得いかなくなり、そして母が毒親と呼ばれる存在であることに気づいた。
それまでの仕打ちはさらにエスカレートし、自身の尊厳が傷つきすぎたことに耐えられなくなった娘は、溜めていた怒りを書き綴りそして咆哮した。

GUMI生誕10周年記念作品2部作の1作目、毒親への怒りの歌。
本作は、インストゥルメンタル版は制作予定なし。

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投稿日:2019/06/25 20:22:11

長さ:04:48

ファイルサイズ:6.6MB

カテゴリ:ボカロ楽曲

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