君の名前を教えて頂けませんか ?


時代は昭和、元年 (1926)

第一次世界大戦が終結してまだ 10年も経っていない当時の世界では航空機の殆どが
複葉式の主翼と羽布張りの時代です。
昭和初期日本での世界の航空業界の関連する代表的な出来事は
昭和 04年 1929年 08月 08日から同月の 29日迄約 21日間で世界一周飛行
総飛行距離 3万0831mailes (4万9168Km) を
成功させた当時世界最大のドイツの硬式飛行船 LZ-127 Graf Zeppelin
(ツェッペリン伯号) がありました。
世界一周の飛行の途中に、08月 19日から08月 21日迄日本の
霞ヶ浦や東京を訪問飛行されたことが有名です。

『噴進式発動機』 と言う当時聞き慣れない言葉を考案した若人は、アメリカ人でもなければ
イギリス人でもドイツ人でもありませんでした。
日本人である、海軍機関学校を卒業してまだ日が浅い海軍仕官、華島孝一氏本人でした。

『噴進式発動機』 なるものが失敗や挫折、様々な経験を経て具現化、実用化
(といっても試験飛行が一回だけ成功) するのはこの年から約 19年後の 昭和 20年 (1945)
08月上旬迄待たされることになります。
そして 『噴進式発動機』 とは当時、ジェット・エンジンと呼ばれるようになります。

航空先進国だったヨーロッパからはるか彼方にある極東の小さな島国で 『日出ずる国』
ともよばれている日本にて 華島孝一氏は 『噴進式発動機』 なるアイデアを如何にして思い付き
又そのアイデアは進展、展開させていったのでしょうか ?

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

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この作品以降、登場人物、研究機関、団体やグループ等と各々個人の行動及び台詞等を一部分
フィクションとさせて頂きます。数少ない資料 (私の準備不足な部分もある模様ですけど・・・・)
史実をもとに私の考えたフィクションの部分を織り交ぜながら物語を続けさせて頂きたいと思っています。
今回 『華島孝一氏』→ フィクション 実在された本人の名前 → 『花島孝一氏』 とさせて頂きました。

閲覧数:270

投稿日:2011/08/04 07:04:12

文字数:692文字

カテゴリ:その他

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