赤いドレスが好きだ 連れて歩けば目立つ
そう思われる方がいい 真実を知られるよりは
別れの日が来るのを私は恐れている
いつでもあなたのことだけを夢に見ているから
小さな頃からいつでも二人は一緒にいた
あなたを守るために私はずっと生きてきた
あなたは夢見がちな心の持ち主だけど
いつかはこの世界のすべてを手に入れる人
あなたが誰にも邪魔されずに歩けるようにと
赤いドレスを着ているの 返り血が目立たぬように
私はいつまであなたのそばにいられるのだろう
そう思いながら赤く染まった手を洗い続ける
あなたがこの世界のすべてを手に入れたとき
私があなたのそばにいる必要はもうない
そのときは何も言わずにどこかへ旅立とう
別れの言葉胸に秘め ため息を漏らさぬように
別れの日が近い そう感じていたある日のこと
あなたは震える手つきで銃を私に向けた
弾丸が私の心臓を貫いたあと
愛の言葉を聞きながら 私は静かに目を閉じた
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