
あれから泣いたことがない
あいつに泣くなと言われて一切
人に弱みを見せない
ただの強がりな嘘だけど
晴天 初夏の暁
セミの鳴き声かすかに聞こえた
今年も空梅雨だったな
無駄に晴れた空が余計に
あの日のこと記憶から
引きずり出されるこの感覚
言葉を詰まらせるなぜか?
トワイライトの光さす街並みの影
碧い景色に疑問を抱く
もうこれ以上 誰かのために
生きても意味がないな
一時の空気は一瞬で去る
あの記憶が蘇ったら
晴れた日好きになれるかな...
昇る太陽に心を燃やす
あれきり泣いたことがない
あいつが夜逃げしてから一切
それから音信不通だ
どこで何をしているかな?
晴天 初夏の暁
稀に見るこの景色は儚い
前から寝つきが悪くて
無駄に夜明け前を迎える
あの日のこと、できるなら
全て記憶からかき消したい
過去に縛られるのはなぜか?
リライトすることがもしもできたら
喜怒哀楽も感じないだろ
もうこれ以上
他の人のことなんてどうでもいいな
束の間の休暇も一瞬で去る
また再び動き出したら
あいつに会うことできるな
澄んだ空気に狼煙を上げる
あの日に見た夜中にどこかへ過ぎ去る
あいつの姿
思い返して何度目だろうか
トワイライトの光さすその先の未来
碧い景色に飲み込まれていく
もうこれ以上
目を逸らさないように泣かないから
一時の空気は一瞬で去る
あの記憶が蘇ったら
一からやり直せるかな
昇る太陽に溢れる涙
(色褪せる空間の中で)
(輝く寸前の蒼空)
(失っていく町影たち)
(失わない意思たち)
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