【彼方道】
昨日までのことなんて　頼りにしたくないの
だから気にしなくて良い　どうしようもなくとも

淡い空の色は遠く　儚くも美しいけど
誰よりも素敵なことを　見つけられるのでしょうか

時のように吹き抜けた風が　未来へと続く道を
柔らかく包み込むように　差し伸べると信じて
遠ざかる空の彼方へ　気持ちは置き去りにして
いつか忘れてしまう　巡る季節の中で


明日からのことなんて　期待はしたくないの
そっと涙滴を拭いて　夕空を見上げましょう

高く仰いだ鳥たちが　君の背中を追いかけて
色付いた風の匂いが　砂塵になって消えてゆく

朱い空の色は優しくて　儚くも美しいと
そんな顔をして言わないで　涙を浮かべながら
言葉よりも大切なことは　思い出すのでしょうか
消えてゆく風の匂いが　明日にも続くように


気づかないふりをしてた　いつか忘れることを
薄れてゆく記憶が　サヨナラと続くなら

寒く刺さる風の匂い　凍えるように吹き抜けた
微かな空の色淡く　とても近く感じるけど

時のように吹き抜けた風が　未来へと続く道を
柔らかく包み込むように　手を伸ばすのでしょうか

朱い空の色は優しくて　儚くも美しいと
そんな顔をして言わないで　涙を浮かべながら
戻れない時の彼方へ　終わりを告げようとして
どこかへと続く道　これからに続くように