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あの日眺めた澄渡る群青は
もう届かない彼方まで消えてしまったけど
もう動かない貴方の紡いだ希望の欠片を
今 歌い続ける


この身体が動かなくなって
もうどれぐらい経ったんだろう

迫りくる波リアルに溺れ藻掻いているうちに
いつの間にか息の吸い方すらわかんなくなってたみたいで

酸欠したかのように目の前が真っ暗になって
本当に大事な事すら見失っていて

そんなとき
何故かわからないけど
決まってあの夏の景色が目に浮かんでくるんだ


あの日みんなで囲んだ線香花火 あれにはどうやら
その燃え方それぞれに ひとつずつ名前が付いてるらしい
人の生き死にに準えたそれらの名前は
とても美しく、とても素敵に思えて

僕にはまだ心があった
僕にはまだ風情を感じる人並みの情緒が残っていた
感情の受容体が壊れてたわけじゃなかったんだと
本当に、本当に心からうれしく思えたんだ

けど

何も成せない今の僕の有様と
幻想的で 理想的な人生との違いをまざまざと見せつけられているようで
その荘厳な思い出の風景を 心の何処かで受け止めきれず
ほんの 小さな怨嗟を抑えきれない
醜い自分もそこにいたんだ

松葉のように弾け舞い
柳のように穏やかで
散り菊のように儚く散る
そんな人生もきっと素敵だろうぜ でもさ
今出来なかった自分を一生引きずっていくぐらいなら
狂い咲く牡丹と成って散り果てていきたいんだ


あの日眺めた澄渡る群青は
もう届かない彼方まで消えてしまったけど
もう動かない貴方の紡いだ希望の欠片を
今 歌い継いでゆく

あの日夢見た些末な希望の雫も
もう届かない海底ウナゾコまで沈んでしまったけど
もう動かない貴方の望んだ理想の未来を
今 探し求めて 紡いでいく



僕の心に芽吹いていた蕾は思ってたよりも随分としぶとかったようで

どれだけ丁寧に手折られても
どれほど才能が無いか説き伏せてみても
その奥底に燻る
情熱という呪縛からは解き放たれないらしくて

呪いを抱えこの身焦がれていくぐらいなら
いっそひと思いに焼き切れ眩しい輝きとともに燻り落ちたい


それが僕の爆ぜ方で
そういう生き方しかできないんだ

00:00 / 04:50

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

#23 夏に爆ぜる off vo

#23 夏に爆ぜる / 知声 from ウェイウェイ の off vocalです。
https://www.nicovideo.jp/watch/sm46253469

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投稿日:2026/05/02 16:58:44

長さ:04:50

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カテゴリ:ボカロ楽曲

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